2017年(平成29年) 12月14日

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比嘉大吾、打ち合い上等! 世界王座奪取に自信 具志堅会長「まだまだ追い込む」

 前OPBF東洋太平洋フライ級王者で世界ボクシング評議会(WBC)世界フライ級1位の比嘉大吾(12戦12勝12KO無敗=浦添市出身、宮古工業高出、白井・具志堅スポーツ=)が来月20日、東京・有明コロシアムで初の世界戦に臨む。試合まで1カ月を切り、質・量ともに最大限の練習で追い込みをかける比嘉は「良い形で来ている。今は勝つことしか考えていない」と世界王座奪取へ照準を定めた。(小笠原大介東京通信員)

世界王者を目指し熱の入ったスパーリングに汗を流す比嘉大吾=東京の白井・具志堅スポーツ

世界王者を目指し、具志堅氏からアドバイスを受ける比嘉大吾=東京の白石・具志堅スポーツ

世界王者を目指し熱の入ったスパーリングに汗を流す比嘉大吾=東京の白井・具志堅スポーツ 世界王者を目指し、具志堅氏からアドバイスを受ける比嘉大吾=東京の白石・具志堅スポーツ

 世界戦へ向け、比嘉のギアがまた一つ上がった。世界挑戦表明会見の翌日から千葉に入り、階段ダッシュを中心にフィジカルを強化。都内に戻ってからも筋力トレーニングやスパーリングなど、徹底した負荷をかけてきた。「追い込んできて今がピーク。これから実戦中心に切り替え、体調を整えていく」と充実の表情で語る比嘉から、気負いは全く感じられない。具志堅用高会長は「ゴールデンウイーク明けまで、まだまだ追い込む」とさらなるレベルアップを期待する。

 現王者のファン・エルナンデス(30歳、メキシコ)は36戦34勝(25KO)2敗と、比嘉の3倍のキャリアを持つ。正確なパンチとフットワークに加え、試合中に左右の構えをスイッチできる試合巧者だ。

 右に比べサウスポーの対戦経験が少ない比嘉だが、25日には昨年のフライ級全日本新人王、中谷潤人(M.T)と現日本フライ級暫定王者の黒田雅之(川崎新田)という左右の構えのボクサーを迎えてスパーリングを実施。「サウスポーにも苦手意識は全くない。左パンチを有効に使いたい」と対策も万全だ。

 今帰仁村出身の元OPBF東洋太平洋ライトフライ級王者・嘉陽宗嗣や、元WBC世界フライ級王者の内藤大助らを育てた野木丈司トレーナーは「指示を理解してすぐ反映できる。こんな選手は他にはいない」と比嘉のボクシングセンスと吸収力の速さに舌を巻く。

 現王者について「おそらく足を使ってくる。カウンターにも注意したい」と警戒した上で「打ち合いになればこっちのもの。好機を見て、早い回での仕掛けもある」と戦略を語った。

 ボクシングを始める契機となった憧れの具志堅会長と同じ21歳での世界王座挑戦。勝利すれば正規王者としては平仲明信氏以来25年ぶり、暫定を含めると2013年の江藤光喜以来の県勢チャンピオン誕生となる。比嘉は「世界ランク1位から15位までは一緒。世界王者でないと意味がない。比嘉大吾の集大成を見せて、ベルトを巻く」と力強く誓った。

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