シンポ「辺野古新基地建設を止めるもう一つの取り組み―県外移設を再確認する」(主催・同実行委員会)が29日、沖縄国際大学で開催された。約200人が参加。主催者が、辺野古新基地建設の中止や普天間飛行場の移設先を沖縄以外の全国の自治体にすることなどを求める提言をした。

(資料写真)米軍普天間飛行場

シンポ「辺野古新基地建設を止めるもう一つの取り組み」で議論するパネルディスカッションの登壇者=29日、沖縄国際大学

(資料写真)米軍普天間飛行場 シンポ「辺野古新基地建設を止めるもう一つの取り組み」で議論するパネルディスカッションの登壇者=29日、沖縄国際大学

 シンポでは沖縄近現代史家の伊佐眞一さんが基調講演。沖縄の近代史を振り返り「日本政府の沖縄への対し方は国内の人間としてではなく、よそ者をどう統治するかという姿勢で一貫している」と説明。「ヤマトの人に耳の痛い県外移設の要求が、ヤマトへの弱さを克服する沖縄の自己変革につながる」と強調した。

 パネルディスカッションでは、主婦や学生、研究者ら8人が登壇。このうち、辺野古の抗議運動に通う主婦の知念栄子さんは「安保や抑止力のための基地に多くの県外の方が賛成している。辺野古ではなく本土への米軍基地の建設を求めたい」と主張した。

 シンポには賛同者もコメントを寄せ、翁長雄志知事の「日本全国の皆さんが安保負担のあり方について考えるべきだ」とするメッセージが読み上げられた。