沖縄タイムス社は9日から「大久保寛司が語る 人と経営みらい塾2017」(全3回)を開く。これまでは各業界の著名人をゲスト講師に招き、経営のあるべき姿を伝えてきたが、今回は大久保氏による沖縄初の単独講演になる。成果を高める五つの経営スキルをテーマにし、実践的な内容にこだわった。大久保氏に今回の狙いを聞いた。

大久保寛司氏

 -これまでの講演を振り返っての評価は。

 「2009年から8期続けてきた講演は、業績の伸びている企業の経営者や社会起業家など、全国的に活躍している方々を紹介し、その生きざまや考え方に触れてもらうことが目的だった。自分を磨くには、素晴らしいことをし、輝く人生を送る人たちの出会いがとても大切。沖縄の皆さんにそういった出会いを提供できたと思う」

 -今回から、大久保氏の単独講演となった。

 「輝く人たちに出会い、自分を変えてみようとやる気が湧いてきたとの評価をいただく一方、具体的にどうしていいのか分からないとの声もあった。次のステップとして、実践的なスキルを紹介し、一歩を踏み出すきっかけにしたいと思った」

 -今回、伝えたいことは。

 「職場のカギは、コミュニケーション力。例えば、上司が仕事の進捗(しんちょく)を聞き、部下が『期日までにできると思う』と答えた場合、部下の回答は『できると思う』という希望的観測で、事実ではない。その時点で上司は、『できる』と答えた根拠を聞かなくてはいけない。ちょっとしたこつを身につければ、業務が円滑に回り、職場での信頼関係にもつながるが、大企業の管理職でも意外とできていないことが多い」

 「さまざまな事例を紹介し、講演会の来場者とも意見を交わしながら、コミュニケーション力や対話力を身につけてもらう」

 -良い取り組みでも組織を変えるのは難しい。

 「組織の考え方を変えるのは、経営者でも難しい。今回の講演は、管理職から若手社員まで幅広い層に効果がある。同じ職場でも幅広い層で参加してほしい」

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 セミナーの申し込み、問い合わせは沖縄タイムスサービスセンター、電話098(869)5446。