誰かがあなたを見ています―。沖縄県警浦添署(崎原永克署長)が飲食店などの駐車場に貼り付けた、眼光鋭い飲酒運転監視ポスターが話題になっている。「視線」の正体は崎原署長。「根絶のためにできることは何でもやりたい」とモデルを買って出た。崎原署長は「駐車場は最後のとりで。飲酒運転を思い止まらせたい」と効果に期待する。(社会部・山城響)

駐車場に掲示された飲酒運転の監視ポスター=2日、浦添市当山のカラオケハウスとまと駐車場

 崎原署長は、飲酒運転は重大事故につながり、被害者を不幸にするだけでなく、加害者にとっても悲惨な結果を招くと警鐘を鳴らす。「飲酒運転ですべてを失ってほしくない。『自分は大丈夫』『これくらいなら大丈夫』という思いを排除してほしい」と、訴える。

 浦添市当山にあるカラオケハウスとまと浦西店は、3月から店舗裏にある駐車場にポスターを貼った。店長の宮城陽(あきら)さん(36)は、「鋭い目に射抜かれて『やっぱり代行で帰ろう』と思い直してくれればと思う。いろんな店舗に普及してほしい」と話した。

 ゴールデンウイーク期間中は、家族や友人らの帰省に合わせて、外食や飲酒の機会が増える傾向にあり、県警は大型連休中の飲酒運転取締を強化している。

 沖縄県警によると、ことし3月末現在、県内で発生した死亡事故は12件。そのうち飲酒絡みは3件で、構成率25%は全国ワーストという。飲酒運転の摘発件数は602件で、1日平均約6・7件に上る。