【石垣】ヤギ文化の継承や新たなヤギ肉ブランドの確立に向けた「第1回石垣島山羊(やぎ)まつり」(主催・同実行委員会)が4月30日、石垣市総合体育館南側広場で開かれた。市制施行70周年記念事業の一環で、八重山では初という本格的なヤギイベント。市民や観光客ら約5千人(主催者発表)が来場してヤギと触れ合い、ヤギ汁やヤギそばをほお張り、迫力の闘山羊(ヒージャーオーラセー)を楽しんだ。

大勢の観客が見詰める中、鈍い音を立てながら迫力の戦いを繰り広げたヒージャーオーラセー

触れ合いコーナーで、ヤギにエサをあげながら笑顔を見せる親子連れ=石垣市総合体育館南側広場

大勢の観客が見詰める中、鈍い音を立てながら迫力の戦いを繰り広げたヒージャーオーラセー 触れ合いコーナーで、ヤギにエサをあげながら笑顔を見せる親子連れ=石垣市総合体育館南側広場

 大盛況だったのが飲食コーナー。ヤギ汁やヤギそばを求める人たちで長蛇の列ができ、準備された計1200食が午後1時までに完売した。触れ合いコーナーでは子どもたちがはしゃぎ、ヒージャーオーラセーではヤギが激しく角をぶつけ合うたびに拍手と歓声で湧いた。ヤギが当たる大抽選会も盛り上がった。

 家族でヤギとの触れ合いを楽しんだ那覇市の狩俣利空ちゃん(3)は「草とミルクをあげたら3回食べた。かわいかった。また遊びたい」と笑顔。父の和俊さん(32)は「ヤギと触れ合う機会は少ないし、すごく良いイベント」と話した。

 ヒージャーオーラセーにくぎ付けだった大浜小6年の根間龍君(11)は「ぶつかり合うところとか、すごく迫力があって面白かった。また見てみたい」と満足げだった。

 市山羊生産組合の宮國文雄組合長は、初のイベントに手応えを感じた様子。「島はどこでも海風が入るからミネラルが豊富な草があって、どこにも負けない良質のヤギが育つ。観光の一翼も担えるような新たな産業にしたい」と力を込めた。