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  • 沖縄本島北部の川の増水は、雨雲が停滞し局地的な豪雨につながった
  • 高い山はないが、山頂から海まで短く急斜面の地形で、増水しやすい
  • 識者「黒い雲を見たら水辺から離れ、屋内に避難してほしい」

 琉球大学理学部の山田広幸准教授(気象学)は、「今回の増水は沖縄のどの地域でも、どんな川でも起こり得ることだ」と注意を呼び掛けている。

川の増水を確かめて、救助のタイミングを計る消防隊員=5日午後4時23分、名護市・源河川

 山田准教授は、当時の雲の状況に着目。風向きが沖縄本島に平行している場合、雨雲が連続して通過するため、雨が同じ場所に集中的に降る。今回も名護湾の付け根から大宜味村の山に、北東に延びるように雲が停滞。これが「局地的な豪雨につながった」と指摘する。

 沖縄は高い山はないものの、山頂から海までが短く、急斜面になっているため「雨が川から海に流れる速度が速く、増水しやすい地形」という。

 山田准教授はかつて首里での大雨が下流のカーブ川の増水事故につながった前例を挙げ、「これは北部だけの話ではなく、地域や河川の大きさを問わず、どこでも起こり得る」と注意を呼び掛ける。

 雨量などの目安はなく「黒い雲を見たら感覚として水辺から離れ、屋内に避難してほしい」と話した。