【多良間】豊作・豊漁に感謝し、来年への祈願をする多良間島の伝統祭祀(さいし)「スツウプナカ」が5日夜、村内で始まった。初日は神前で祭祀の始まりを告げる「暁ニガイ(願い)」が執り行われ、男性たちがニィリ(神歌)を唱えた後、ツヌジャラ(角皿)に注がれたミス(神酒)を酌み交わした。

「ヒーヤ、ヤッカ、ヤッカ、ヤッカ」とはやしを立てながら神酒を酌み交わす男性たち=5日夜、多良間村仲筋

 祭祀は男性主体で、村仲筋の「ナガシガー」と「フダヤー」、村塩川の「パイジュニ」と「アレーキ」の4祭場でそれぞれ実施される。「ヒーヤ、ヤッカ、ヤッカ、ヤッカ」とはやしを立ててミスを酌み交わすのが特徴で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「八月踊り」と並ぶ島の一大行事となっている。

 6日は客人を出迎える「ピイ゜トゥガウェー」、7日は締めくくりの儀礼をする「キイ゜ダリ゜」が行われる。