■沖縄小林流空手道協会志道館本部

型の稽古に励む高良名勇氏(前列左)、真栄城守信氏(同左から2人目)ら=那覇市国場

 松村宗棍、糸洲安恒、知花朝信ら大家から連綿と続く首里手の流れを絶やすまい-。

 小林流で志道館を開設した、県指定無形文化財保持者の宮平勝哉氏が死去して6年半。那覇市国場にある宮平氏の実家にある道場と師の理念を、範士九段の高良名勇(77)、真栄城守信(72)、宮里勉(67)、仲本雅有(74)、真喜志実(73)の5氏が中心になって引き継いでいる。

 宮平氏が教え続けた「合理合法 共存共栄」が書かれた大きな掛け軸を前に、週2回、高段者らが集って稽古する。十数人が一斉に型を打つたび、緊迫した空間に道着の音が響く。

 県外や海外に小林流を広めた宮平氏。高良氏は「ここは小林流の外国の人たちにとって、古里みたいなもの。そのためにも開けておかないと」ともり立てる。「空手の心自体が、相手を傷つけず思いやるもので、ウチナーンチュの心と同じ」と真栄城氏。師の教えを正しく継承していく。(運動部・當山学)