国内最大級の公募展「第91回国展」(主催・国画会)彫刻部門で、那覇市の趙(ちょう)英鍵(えいけん)さん(33)のテラコッタ(素焼き)作品「たまゆらの記憶」が、一般公募の最高賞に当たる国画賞に選ばれた。初出展初入賞の趙さんは「入選しただけで十分有り難いが、夢のようだ」と喜んでいる。

国画賞に輝いた趙英鍵さんの作品「たまゆらの記憶」

趙英鍵さん

国画賞に輝いた趙英鍵さんの作品「たまゆらの記憶」 趙英鍵さん

 受賞作は、高さ183センチ、幅95センチ、奥行き50センチの大きさ。男女2人の人物像が前後に重なり合い、もの思いにふけるような一瞬の表情が造形化されている。

 中国出身の趙さんは、県立芸術大学の大学院博士課程3年次。今年の沖展賞(彫刻部門)も受賞した。

 国画賞の受賞に「国内最大規模の展示会。うれしいというよりも緊張する」と笑顔。「これからも人間をテーマにした作品を作っていきたい」と話している。

 同展は15日まで、東京都港区六本木の国立新美術館で開催されている。