那覇市樋川の農連市場で開催中の写真展「あんやたん農連市場」が好評だ。市場で働く人や来場者が、写真を介して、昔話に花を咲かせている。入場無料、10日まで。主催は、沖縄タイムス社と農連中央市場事業協同組合。

写真展「あんやたん農連市場」の作品を鑑賞する人たち=8日、那覇市樋川の農連市場

 子どもの頃、市場で月桃の葉を売っていたという吉山波子さん(71)=南風原町=は「思い出が次々によみがえってきた。懐かしいさぁ」と喜ぶ。娘の由美さん(42)は「母が生きた激動の時代の熱気、生活感があふれている」と話した。

 森田スミエさん(83)=八重瀬町=は、約60年市場で働く金城初子さん(85)と20年ぶりに再会した。森田さんは「お世話になったハッちゃんネーサンに、お礼が言いたかった。念願がかなった」と笑顔。金城さんは「写真展をきっかけに、県内各地から旧友たちが訪ねてくる。うれしい」と声を弾ませた。