沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向けた米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の護岸埋め立て工事が8日、大型連休を挟んで6日ぶりに再開された。ダンプカーが何度も砂浜に石材を運び、クレーン車で砂浜や海中に相次いで投下。抗議する市民によると、4月25日の護岸工事着手以降、最大規模の本格的な工事となった。

辺野古新基地建設に向けた護岸工事で、粉じんを上げながら海中に投下される石材=8日午後4時半ごろ、名護市辺野古・米軍キャンプ・シュワブ

 既に袋入りの石材が砂浜に置かれていたが、その上に追加する形で石材が積み上げられ、作業員の身長を上回る高さになった。石材を移動するたびに粉じんが巻き上がり、表面を重機でたたいて固める作業も行われた。

 反対する市民は船2隻とカヌー15艇で海上から抗議。抗議船の船長(39)は「(4月25日の)パフォーマンスのような着工ではなく、きょうが事実上の着工のようだ。気を引き締めていかないといけない」と憤った。

 工事用ゲートでは機動隊が計3回、抗議で座り込む市民らを強制的に排除。資材を積んだ車両約45台がシュワブ内へ入った。