運動部系の部活動や地域のスポーツクラブに所属している沖縄県内の中学生のうち、4人に1人(27%)は週に1日も休養日がないまま活動していることが12日までに、県教育委員会がまとめた2016年度の児童・生徒の生活実態調査で分かった。3年前の13年度調査では4割だったのと比べると改善傾向はみられるが、県教委は平日に週1日以上の休養日を設定するよう基準を示しており「依然として高い水準。健全な成長のためには適度な休養を」と呼び掛けている。(社会部・鈴木実)

運動部活動の日数(中2)

日曜日の運動部活動の時間(小5)

運動部活動の日数(中2) 日曜日の運動部活動の時間(小5)

 生活実態調査は今回が2回目。小学校5年生と中学校2年生、その保護者が対象で、質問項目は睡眠や食事、家庭学習など多岐にわたる。

 部活動(スポーツ少年団活動など含む)について県教委は、毎月第3日曜日の「家庭の日」に加え、小学生の基準として週3日以上、中学生は平日に週1日以上の休養日を設けることを提言している。

 しかし今回の調査では、小学生でも「週に7日」部活をする児童が5%いた。「週に6日」12%、「週に5日」21%と合わせ、4割近くが県教委の基準を超えた。

 日曜日の部活の活動時間を見ると、小学生は「7時間以上」が15%。「5時間以上」を合わせると3割近くに上り、長時間活動している実態が浮かび上がる。

 中学生は平日の活動日が多いため、土日の活動時間は小学生より短く、7時間以上は6%だった。

 分析した琉球大学の西本裕輝准教授は「適度な運動は大切であり、チームワークや努力の大切さなど部活を通じて学べることは多い」としつつ、「県の基準を超えるような過剰な部活は生活のリズムを圧迫し、基本的生活習慣の確立を妨げる恐れがある」と警鐘を鳴らす。

 また、テレビゲーム(コンピューターゲームや携帯式ゲーム含む)は中学生の78%がしており、前回の66%より12ポイント増えた。3時間以上している生徒も計14%(前回9%)おり、ゲームで長時間遊ぶ傾向が強まっている。うち「4時間以上」は7%いた。

 小学生も75%がテレビゲームをしており、3時間以上は計9%だった。

 調査は16年7月~9月にかけて、各学校を通じて配布・回収した。有効回答数は児童・生徒で計2万4905人、保護者で計1万9483人。