2017年(平成29年) 12月12日

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琉球キングス「目指す方向に間違いなかった」 “平面バスケ”貫いたBリーグ元年

 バスケットボール男子のBリーグ初代王者を決めるプレーオフのチャンピオンシップ(CS)準々決勝(2戦先勝方式)第2戦は14日、各地で行われた。西地区2位の琉球ゴールデンキングスは同地区1位のシーホース三河に75-81で敗れ、2敗で準決勝進出はならなかった。

三河―キングス 第4Q、ゴールに攻め込むキングスのアンソニー・マクヘンリー=ウィングアリーナ刈谷(小笠原大介撮影)

 キングスは、三河のシュートが精度を欠いた第1クオーター(Q)に渡辺竜之佑のドライブなどで連続得点し23-16とリード。だが第2Qで9点差をつけてから約5分間、無得点の時間帯にミスも重なり逆転された。

 4点を追う第3Qはファウルがかさみ、一時13点差をつけられた。岸本隆一の3点シュートなどで追い上げ、第4Q残り2分半で2点差まで詰めたが、ファウルゲームで三河に与えたフリースローを確実に決められ、追いつけなかった。

 三河のほか川崎、栃木、A東京がいずれも2連勝で4強入りした。準決勝は川崎-A東京、栃木-三河の顔合わせ。

 東地区1位の栃木は同3位でワイルドカードの千葉を77-70で下した。一時22点を追う展開だったが、須田らの3点シュートなどで反撃、第4Qはギブス、ロシターが活躍した。

 リーグ最高勝率で中地区1位の川崎は同3位でワイルドカードのSR渋谷を98-82で退けた。辻、篠山らが計12本の3点シュートを決めた。東地区2位のA東京はギャレットを中心とした攻めで中地区2位の三遠に83-74で勝った。

 ■西の王者相手に集大成

 初のCSは第一関門で姿を消すことになったが、西の王者を相手に集大成をぶつけた2日間となった。

 代名詞となった人とボールを激しく動かす高速バスケットで三河のファウルを誘うなど、先にペースを握ったキングスは、第1戦で苦しめられたリバウンドで、渡辺竜之佑やラモント・ハミルトンを柱に空中戦を制し、リードに結びつけた。

 しかし第2Qに入るとアウトサイドからのシュートが入らず、波に乗り切れない。逆にカウンターから三河が誇るシューター、金丸晃輔や比江島慎らに射抜かれ逆転されると、第3Qはターンオーバーが相次ぎ、大事な局面で追撃のリズムをつかめなかった。

 キングスの伊佐勉ヘッドコーチは「選手はゲームプラン通りやったが、最後は遂行力の差が出た。三河は勝負どころで落ち着いていた」と振り返る。

 それでも第4Qにはアンソニー・マクヘンリー、岸本隆一らが諦めることなく、闘志あふれるゴールタックを続けて、敵地に駆けつけたブースターを沸かせた。マクヘンリーは「細かい詰めの差が勝敗を分けたが、自分たちも十分に競ることができた。シーズンを通して1試合に全力を尽くす姿勢ができたことは胸を張りたい」とやりきった表情を見せた。

 Bリーグ元年、サイズや技術で上回る旧NBLのチームに対し、我慢の戦いが続いたが、弱点を逆手にとった“平面のバスケット”を貫き、見事ベスト8に食い込んだ。主将の岸本は「サイズがないチームがどう戦うかという可能性を示せた。目指しているバスケットに間違いはなかった。来年はホームでCSを戦う」と来季へさらなる飛躍を約束した。(小笠原大介東京通信員)

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