マッチョがいいとか、仕事できる人がいいとか、優れた遺伝子が欲しいとか。好きな男性のタイプは変化を遂げ、今は「ピュアで頭のいい人」に落ち着いています。野心よりは好奇心で突っ走りがちな、ちょっと不器用な彼の良き理解者になりたいワ、と妄想していたら、見つけました。主人公のボビーです。

「カフェ・ソサエティ」の一場面

 1930年代、映画の都、夢と欲望渦巻くハリウッドに漠然とした願望を抱きやってきた平凡な青年ボビー。と、ちまたの映画サイトでは紹介されるけれど、絶対に違う。

 早口具合からにじみ出る聡明(そうめい)さ、誘惑に飲み込まれない冷静さ、任された仕事を成功に導くための飽くなき探究心。そんな彼に引かれる2人の美女。少しオタクで奥手なボビーが、恋をして傷ついて立ち直る。一皮ずつむけていく姿にキュンキュンしちゃうひと時です。(桜坂劇場・下地久美子)

桜坂劇場で27日から上映予定