沖縄県の北部農林高校(喜屋武勝校長)の生徒がアグー豚のラードを使ったクッキーに紅芋ペーストを挟んだお菓子「沖縄 ぎゅっと い~ものサンド」を開発した。日南物産が商品化し、27日から名護市のナゴパイナップルパークで販売する。軽い食感が特長で、生徒たちは「夏休みも休まず取り組んだ。多くの方に食べてほしい」と話している。

アグーのラードを使った商品を開発した北部農林高校3年生の(前列左から)島袋花菜さん、髙木祐香さん、玉城美咲さん。2年生の(後列左から)饒波すみれさん、平良天音さん、前原晴菜さん、又吉満里奈さん=23日、北部農林高校

北部農林高校の生徒が開発した「沖縄 ぎゅっと い~ものサンド」

アグーのラードを使った商品を開発した北部農林高校3年生の(前列左から)島袋花菜さん、髙木祐香さん、玉城美咲さん。2年生の(後列左から)饒波すみれさん、平良天音さん、前原晴菜さん、又吉満里奈さん=23日、北部農林高校 北部農林高校の生徒が開発した「沖縄 ぎゅっと い~ものサンド」

 商品開発は昨年7月、廃棄されていたアグーのラードを普及させようと食品科学科の1、2年(当時)の女子生徒7人が取り組んだ。生徒たちの研究で、アグーのラードは他の豚から取れるラードよりも不飽和脂肪酸やうま味成分のアミノ酸が多く、クッキーに使うことでサクサクとした食感になることが分かったという。

 商品化に向けて校内でアンケートを取り、甘味料に黒糖を使ったり、クッキーにクルミを入れたり、よりおいしくなるよう工夫した。パッケージの豚と芋のデザインも生徒が描いた。

 商品化され、2年の又吉満里奈さん(16)は「みんなで楽しみながら商品開発をした。県民だけでなく、観光客の方にもぜひ食べてもらいたい」とアピール。

 3年の髙木祐香さん(17)は「夏休みも休まず、みんな集まった。アグーのラードは普通のラードよりも融点が低いので手で触れるとすぐに溶けてしまい、扱い方が難しかった」と振り返る。

 喜屋武校長は「生徒たちは学んだことが社会につながっていると実感できたと思う」と話した。

 価格は1箱(6個入り)税込み540円。今後は沖縄県内の大手コンビニエンスストアでも販売される予定。