沖縄県の翁長雄志知事は26日午前、県庁で記者会見を開き、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級の新王者に就いた浦添市出身の比嘉大吾選手(21)=宮古工業高出、白井・具志堅スポーツ=について、「アジアのダイナミズムを取り入れるという沖縄の転換期にあらためて勇気をもらった。県民栄誉賞の資格は十分にある」と評価した。

WBC世界フライ級新王者となった比嘉大吾(中央)は具志堅用高会長(左)らとポーズをとって喜ぶ=20日、東京・有明コロシアム(金城健太撮影)

 授与の時期は「具志堅用高さんが俺よりすごいと言っているのでもっと偉大な選手になる。今がいいのか、どうか」と述べ、県民や県議会の考えを聞き、判断する考えを示した。

 米海兵隊トップが北朝鮮の核・ミサイル開発の進展などを理由に在沖海兵隊のグアム移転計画見直しを検討していると発言したことには「日米の既定路線が国際情勢で変化するなら、3千億円とも1兆円とも言われる金を使って、貴重な海を埋め立てるような名護市辺野古の新基地建設を拙速に進めるべきではない」と語った。

 また、水産庁が辺野古の埋め立て予定海域の漁業権は消滅し、県の岩礁破砕許可を得る必要がないとの見解を示していることに「国の対応、解釈を見ながら、6月議会で(差し止め訴訟の)承認を得るかどうかを考えていきたい」とし、岩礁破砕行為が確認されれば、訴訟を提起する考えに変わりがないと強調した。

 埋め立て承認の撤回では「しっかりと視野に入れている。法的な観点からも丁寧に検討し、対応する必要がある。弁護団を含め、私たちの目指すところに近づけるよう、全体的な視野から判断したい」と述べた。