警視庁と沖縄県警の合同捜査本部は27日までに、医療費の還付金が受け取れるとうそをつき、佐賀県に住む70代女性から約180万円をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺の疑いで東京都の無職の男(25)ら4人を逮捕した。いずれも容疑を否認している。

沖縄県警

 ■事務所に全国の電話帳300冊

 沖縄県警捜査2課によると、県内で起きた特殊詐欺事件を捜査する中で、犯行グループの本拠地が東京にあることを突き止め、警視庁と合同捜査。26日、都内にある犯行グループの事務所に行き、4人を逮捕した。事務所からは、全国の電話帳約300冊などが見つかったという。

 合同捜査本部は、容疑者らが3月末から約2カ月間に、全国に電話をかけて計約5千万円をだまし取った疑いがあるとみて調べている。県内で発生した別の特殊詐欺事件との関連性も捜査している。

 逮捕容疑は5月中旬ごろ、佐賀県に住む70代の無職女性に「役場の者だが、医療費の還付金がある。締め切りは今日だ」などと電話した上で、現金自動預払機(ATM)の操作を指示し、2回にわたって計約180万円を振り込ませた疑い。