沖縄県浦添市出身でことし2月に貿易会社を起業した国士舘大学4年の仲嶺友芽さん(21)=港川中-興南高=を招いた「夢実現講演会」が26日、同市の仲西中学校であった。現役の学生で自ら会社を立ち上げ、日本人で初めてミャンマーに鮮魚を輸出することに成功した仲嶺さん。「チャンスは自分でつくるもの。中学生のうちから自分の好きなことを増やせた分だけチャンスが増える」と生徒たちにエールを送った。

貿易会社を起業した仲嶺友芽さん。「好きなことを増やして」とアドバイスした

真剣な表情で仲嶺友芽さんの話を聞く生徒たち=26日、仲西中学校

貿易会社を起業した仲嶺友芽さん。「好きなことを増やして」とアドバイスした 真剣な表情で仲嶺友芽さんの話を聞く生徒たち=26日、仲西中学校

 仲嶺さんは同大学21世紀アジア学部に通いながら、「リンクパートナー貿易会社」(東京都)を設立した。授業でミャンマー語を勉強していたことがきっかけで2016年7月に初めて現地を訪問。日本とミャンマーで鮮魚の貿易ルートがないことを知り、自ら市場を開拓しようと決意した。

 現地の子どもたちが学校に通えず、月収8千円で一日中働く姿を見たことも背中を押した。「ミャンマーの子どもたちが自分の力で働けるよう、一緒に仕事を通して幸せになれたらと思った」と振り返った。

 現在は、日本の市場から仕入れたマグロやウニ、カキなど約30種類の魚介類を月間約300キロ輸出し、現地の日本食レストランなどに卸す。「現地で雇用の場をつくりたい」と、その収益で購入した稚エビをミャンマーの養殖場で育てており、7月には日本に約7トンのブラックタイガーを輸入する予定。

 中学生へのアドバイスとして(1)自分自身を好きになること(2)チャンスは自分でつくる(3)今を精いっぱい楽しむ-などを挙げ、「周りの人と同じでなきゃいけないことはない。自分が好きなことを納得できるまでとことん挑戦して」と笑顔で語った。

 2年の當山由衣花さん(13)は「人との出会いを大切にという言葉が心に響いた。夢の実現に向けて努力したい」と話した。