沖縄県本部町の水納(みんな)島と、伊江島の間に位置し、大潮の干潮時の限られた時間にだけみられるナカンシ(中ノ瀬)が27日午後2時ごろ、海面から姿を現した。

干潮時に姿を現したナカンシ=27日、本部町・水納島沖(友寄隆央通信員、小型無人機で撮影)

多様な海洋生物が生息し、ハマサンゴやミドリイシなども群生している=本部町水納島沖のナカンシ

干潮時に姿を現したナカンシ=27日、本部町・水納島沖(友寄隆央通信員、小型無人機で撮影) 多様な海洋生物が生息し、ハマサンゴやミドリイシなども群生している=本部町水納島沖のナカンシ

 本部町健堅の浜崎漁港から船で約20分の沖合、クロワッサンのような形をしたサンゴ礁の「陸地」が見えてくる。半円状の直径は約700メートル、水納島の3分の2程度の大きさだ。

 ナカンシにはスイジガイやアズキイボヒトデなどの海洋生物が生息。サンゴの白化は見られず、周囲にはハマサンゴやミドリイシなどが群生している。本部町博物館学芸員の江口博子さんは「今の姿から想像できないが、大正時代には砂浜があり、アダンも育っていた。追い込み漁をする漁師の休憩場となっていたと言い伝えられている」と話した。(友寄隆央通信員)