那覇市内の認可外保育園で7月30日、預けられていた生後3カ月の男児が心肺停止の状態で見つかりその後死亡した問題で、男児の両親が2日、沖縄タイムスの取材に応じた。今も園からは当時の詳細な状況を聞かされておらず「今も信じられない。息子がなぜ亡くなったのか知りたい」と、苦悩する心境を語った。(社会部・矢野悠希)

母親の指を握る男児=4月(提供)

 両親は仕事の時間が流動的で、子育ての調整がつかないときに同園を利用してきた。男児は死亡した当日の朝も、普段通り元気な様子だったという。

 母親が昼ごろに仕事を終えて迎えに行くと、なかなか息子が出てこない。15分後、保育園のスタッフが「さっきまで横向きに寝ていたので体が冷えている」と告げながら、白目をむいてぐったりした様子の息子を抱いてきた。

 母親は一目見て「死んでいるかもしれない」と、その場で119番通報した。消防の指示を受け、救急車が到着するまで1人で心臓マッサージを続けた。園のスタッフは「まだ息していますよ」「生きているから落ち着いてください」と繰り返し、重大性を認識しているようには見えなかったという。

 それから約1時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。抱っこしていないと泣く、甘えん坊だった。

 母親は「息子は本当に横向きに寝ていたのか。異変に気付いて何らかの対応があれば助かったかもしれない」と不信感を募らせる。「園には本当のことを話してほしい。愛する息子が亡くなった訳を知りたい。親として一緒に痛みを感じてあげたいのにそれすらできない」と訴えた。

 取材に対し園は「直接答えられない。弁護士を通してほしい」と述べた。