那覇市内の認可外保育園で7月30日昼ごろ、預けられていた生後3カ月の男児が心肺停止状態になり、搬送先の病院で死亡した問題で、保育園側が男児の死亡を市に報告していなかったことが3日、沖縄タイムスの取材で分かった。市は同日、「周辺の保育園、保護者に不安を与えないように」との理由で、この園が同市楚辺の「緑のすず乃保育園」であるとホームページで公表した。

(資料写真)那覇市役所

 児童福祉法施行規則では認可外保育施設は死亡事故などが発生した際、自治体へ報告することが義務付けられている。今回、男児が死亡した事案を市が把握したのは第三者からの情報提供で、病院に搬送されてから約6時間後の同日午後7時ごろだったという。

 園の担当者は本紙の取材に対し、「誤解を生まないためにも詳細は話せない」と答えた。事実関係については「当時のスタッフから何があったのかを聞いている。遺族や警察には真実をお話しします」と述べた。

 県警は死因のほか、園の安全管理に問題がなかったかを調べる。

 市は「事故を検証し、再発防止に取り組む」としている。

(社会部・矢野悠希、城間陽介)