沖縄県は、名護市辺野古の埋め立て工事の差し止め訴訟を提起する方針を固めている。沖縄防衛局が「岩礁破砕許可は必要ない」と主張し、その根拠となる水産庁の見解が、政府一体となって工事を進めるための、防衛局側に立った「恣意(しい)的な解釈」との疑念がぬぐえないからだ。