本島中部、住宅密集地に建つ平屋。からりと晴れた日の庭先で、吉元玲子さん(70)は古ベンチに腰掛ける夫の勝さん(66)の髪を切っていた。一見すれば仲むつまじい夫婦の姿。でも、実際は違う。玲子さんが口を開く。

夫が作ってきた折り紙のひな人形。妻は「昔から手先は器用なんです」と言う=本島中部(写真の一部を加工しています)
認知症の夫へ怒り、口をつく暴言 ぎりぎりの精神状態に【銀髪の時代─境界線(1)】
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