若手花形GP大闘牛大会(主催・北部闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が11日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。県内各地から選抜した26頭による13取組が予定され、激戦必至の好カードがめじろ押しだ。

序盤の守りが勝利のカギ。7勝目を狙う天龍美トガイー

電撃速攻で3連勝なるかテン

若手花形GP大闘牛大会 対戦表

序盤の守りが勝利のカギ。7勝目を狙う天龍美トガイー 電撃速攻で3連勝なるかテン 若手花形GP大闘牛大会 対戦表

 結びの一番、3番戦が特に注目される。4番戦に登場する龍天龍鬼丸は元軽量級チャンピオン。数々の名勝負で闘牛ファンを魅了してきたが、「引退」を表明しており、今回が最後のリングとなる。

「結びの1番」天龍美トガイー─テン

 両牛、典型的な速攻タイプ。互いに強引な攻めの応酬となり、一瞬体勢を崩された方が即敗走となるのは必至だ。観客の目をくぎ付けにするだろう。天龍美トガイーは2014年5月徳之島で白星デビュー。その後モーモー戦隊アバレンジャー、篠原サッシ和也號と連破した。

 16年3月、4連勝を懸けて絆翔天欄と対戦したが、2分余で完敗、初黒星となった。その後沖縄入りし、初戦は昨年3月、昆布岩石をわずか1分余で一蹴。その後どなん大力、元軽量級チャンピオンの古堅モータース☆白眉を下して3連勝とし、通算では6勝1敗と勝ち星を伸ばしている。期待にたがわぬ活躍となっているが、今回は大きな関門となる。

 相手牛のテンは、闘牛界屈指の荒技牛で知られ、序盤の猛攻はすさまじい威力がある。突進するテンに対して得意のカウンターパンチを浴びせ、逆襲に転じられるかどうか。対するテンも徳之島から来ているが、デビューは沖縄で15年6月魚ちゃん2号に楽勝している。この後は長期休養入り。1年8カ月ぶりに再登場した今年の旧正闘牛で新与那国湧爆弾に圧勝している。実力牛の新与那国湧爆弾を1分余で仕留めた集中力で闘牛通をうならせたが、3戦目の今回はさらに期待を集めそうだ。

「特番」白龍パンダ─康荒一撃 

 こちらも攻守所を変える攻防で会場を沸かすだろう。白龍パンダは昨年3月が初場所でここまで3戦全勝。勢いは申し分ないが、今度の相手のランクを考えると今回が試金石となる。ここを突破できれば、一気に上昇気流をつかむだろう。

 康荒一撃は4勝3敗と戦歴はもうひとつだが、敗戦は闘将ハヤテ、南乃大福など強豪ばかり。同ランク相手ではいつも力を出し切るタイプだけに期待できそうだ。前場所(今年1月)の白星も好材料。

「特番」アグレ翔龍─龍天龍鬼丸

 龍天龍鬼丸は12年1月から5年半で11勝6敗の戦歴を残し、14年8月には軽量級王座を獲得するなど、数々の名勝負でファンを魅了してきた人気花形牛。天下一品のカケ技を駆使し、まさに一世風靡(ふうび)の大活躍だった。有終の美を飾りたいところだが、相手もなかなかの強敵。陣営やファンの高ぶる気持ちが伝わってくる。

 アグレ翔龍(前名はロスカフェトラトラ)は元徳之島軽量級チャンピオン。実力は折り紙付きで、通算戦績も5勝2敗とまだ伸びしろがある。これまでの戦歴からどちらかといえば短期決戦型。対戦開始5分前後が勝負のヤマで、休まずに攻め続ければ勝算は大。(又吉利一通信員)

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 入場料は大人3千円(女性2千円)、中高校生千円。小学生以下無料。