革新共闘で出馬し、12年ぶりに県政を奪還した大田昌秀元知事は2期8年県政を担った。冷戦が終結し、自民党を中心とした55年体制が崩壊するなど、激動の時代だった。大田氏は沖縄戦の体験から恒久平和を願うとともに、米軍基地問題を巡る沖縄の過重負担を全国、世界へ発信。

橋本元首相主催の昼食会後、クリントン米元大統領と言葉を交わす大田昌秀元知事。「基地を見てほしい」と言われ、大統領は困惑した表情を見せた=1996年4月、東京都内のホテル
大田元知事死去:基地重圧拒み抜く 負担強いる国と対立【深掘り】
目次
- 代理署名拒否:法廷で強制使用を告発
- 基地返還計画:「基地なき沖縄」を構想
- 普天間返還合意:東海岸移設に反対表明
- 平和の礎:国籍や軍民超えた慰霊
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