ひんやりと少し湿り気のある壕内に懐中電灯の明かりがともる。南風原町の沖縄陸軍病院南風原壕群20号。沖縄戦当時、2段ベッドでは身動きの取れない負傷兵が大小便を垂れ流し、うみや汗の混じった悪臭が充満。戦況の悪化で、おにぎりの大きさはピンポン球程度になった。

年間1万人が訪れる南風原町の陸軍病院壕。「保存と活用」の両立が課題だ=10日
〈戦争遺跡・陸軍病院南風原壕群〉「本物の持つ力、大きい」 学びの深化促し10年 次の活用検討
2017年6月18日 16:00有料
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