恒例の「父の日大闘牛大会」(主催・石川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が18日、うるま市の石川多目的ドームで行われた。スタンドには熱心な闘牛ファンに交じって米国人の家族連れや観光客が大勢つめかけ、10組(2組は不戦勝)の激戦に大声援を送っていた。

リング中央で激しく押し合う三代目新力同志號(左)と闘将荒鷲=うるま市石川多目的ドーム

父の日大闘牛大会 結果(左が勝牛)

リング中央で激しく押し合う三代目新力同志號(左)と闘将荒鷲=うるま市石川多目的ドーム 父の日大闘牛大会 結果(左が勝牛)

 シーの1番戦では久しぶりのアコー(赤牛)同士、闘将荒鷲号と三代目新力同志號が激突。スタンドの観客は同じ色合いの猛牛の激闘に大盛り上がり。2連勝の闘将荒鷲号、先場所の敗戦からの復活を期す新力同志號の両牛はリング中央で激しくぶつかると、厳しい角使いでリング狭しと動き回った。

 攻め込む新力同志號に、巧みな防御で反撃の機会をうかがう闘将荒鷲号の激戦は一進一退の戦況。15分を過ぎたあたりから闘将荒鷲号が強烈な割技を見舞うも、新力同志號は掛押しで左右に揺さぶりながら、相手懐に飛び込んだ。

 両牛の激戦にスタンドからは大きな拍手とどよめきが沸き起こり、勝敗の行方を固唾を飲んで見守る中、18分すぎ、新力同志號が渾身(こんしん)の押し込みで闘将荒鷲号を捉えると、リングサイドで強烈な腹取りがさく裂、勝負あったかに思えた瞬間、闘将荒鷲号が闘志を残して戻って応戦すると、再びどよめきの嵐。しかし、勝利への執念に燃える新力同志號の厳しい攻め込みが再度爆発すると、さすがの闘将荒鷲号もきびすを返して大きく敗走。19分29秒の激闘は三代目新力同志號の復活白星となった。

 シーの2番戦では絶好調同士、優琉神三男坊と大魔空が激突。両牛は闘牛ファンの期待に違わず、序盤から激しい攻防を展開、攻め込む優琉神三男坊に大魔空は巧みな防御で応戦。手に汗握る攻防は18分すぎ、優琉神三男坊が強烈な掛け押しから大魔空の首筋に飛び込んだ。背を向けた大魔空。誰もが勝負ありと思ったが、大魔空が戻って応戦。

 両牛はなおも激しい攻防を展開したが、大魔空が「スタミナ消耗」を示す舌出しとなったところに、優琉神三男坊が一気の押し込み。22分39秒の激戦は優琉神三男坊のしてやったりの6勝目となった。

 シーの5番戦はダイキと伊原間花形のリターンマッチ。激しい攻防は、15分を過ぎるとにわかにダイキの横腹が大きく揺れ、足元が軽くなったところを、伊原間花形が強烈な押し込みを見舞うと、ダイキが敗走。17分49秒の激闘は伊原間花形の返り討ちの白星となった。

 次回は「胡屋闘牛大会」が25日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われる。(宮城邦治通信員)