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高江ヘリパッド使用めど立たず “完成”から半年 米軍「まだ作業必要」

2017年6月22日 09:14

 米軍北部訓練場の一部返還を条件に、東村高江周辺に建設した四つの新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の米軍の使用開始時期の見通しが立っていないことが分かった。在沖米海兵隊が21日、本紙の取材に回答した。米軍は「使用開始に先立ち、着陸帯を含む訓練場の安全性を確実にする厳格なプロセスを経る」と回答。「この作業が完了した後、使用を開始する」として、安全に訓練ができる環境が整うことが条件との認識を示した。(政経部・大野亨恭)

(2016年12月撮影)ヘリパッド建設が進む米軍北部訓練場

のり面が崩落するなど、米軍への提供のめどがたたない東村高江のヘリパッド(提供)

(2016年12月撮影)ヘリパッド建設が進む米軍北部訓練場 のり面が崩落するなど、米軍への提供のめどがたたない東村高江のヘリパッド(提供)

 ◆米軍 使用条件整わず

 四つのヘリパッドを巡り、日米両政府は昨年12月21日に米側への提供で合意した。しかし、その後、大雨でヘリパッドの一部が崩落。また、G地区と東海岸に流れる宇嘉川を結ぶ歩行ルートは未完成の状態だ。

 工事再開はノグチゲラの営巣期間が明ける7月1日以降となり、全ての完成は8月以降になる見通し。 

 ◆負担軽減をアピール

 ヘリパッド建設を巡っては、昨年7月、政府が「年内完成」を目指し、市民の反対などで2年近く止まっていた工事を再開。抗議の市民を排除するため県外から800人規模の機動隊を動員し、資材搬入に自衛隊機を導入するなど工事を強行した。

 しかし、施設提供から半年以上たっても米軍の使用条件が整っていないことが明らかになったことで、政府が負担軽減をアピールするために「年内完成」を急いだ姿勢が浮き彫りになった形だ。

のり面が崩落するなど、米軍への提供のめどがたたない東村高江のヘリパッド(提供)

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