庭の緑から木漏れ日が降り注ぎ、コーヒーのいい香りが漂う。北中城村瑞慶覧の「純喫茶MOTHER COFFEE(マザーコーヒー)」。その名の通り、母のように温かな雰囲気が訪れた人の気持ちを和らげてくれる。

ダッチベイビーパンケーキの「あまからてりやき」(右)と「ベリー」、奥はエスプレッソスムージー

「家に帰ってきたように感じてもらえたらうれしい」という(右から)上辰さん、桐島さん、従業員の川小根ゆりさん=北中城村瑞慶覧

ダッチベイビーパンケーキの「あまからてりやき」(右)と「ベリー」、奥はエスプレッソスムージー 「家に帰ってきたように感じてもらえたらうれしい」という(右から)上辰さん、桐島さん、従業員の川小根ゆりさん=北中城村瑞慶覧

 オーナーは桐島太郎さん(35)、上辰さくらさん(30)。バーで働き夜中心の暮らしだった2人が、「新しいことをしよう」と2年前にオープンした。開店は朝7時。モーニング(680円)もあり、今では、子どもを送り出して一息つこうというお母さんたちが訪れるように。桐島さんは「ずいぶん人間らしい生活になりました」とほほ笑む。

 コーヒーは、毎回ひきたて。信頼する豆屋さんが作ってくれたという「マザーブレンド」は、香ばしくしっかりした味わいが魅力だ。

 看板メニューは、小ぶりのフライパンに生地を流し込み焼くダッチベイビーパンケーキ。もともとパンケーキ好きというさくらさんが、ネットで見て「これだ」と直感、試行錯誤の末に完成させた。

 ふつうよりふんだんに卵を使い、焼き上がりはふっくら。軽い食感は食事系、スイーツ系、どちらの素材もよく合う。ソーセージ(880円)や、あまからてりやき(880円)はペコペコのおなかがいっぱいに。バニラアイスののったアップルキャラメル(880円)は外国人に人気。ベリー(780円)は見た目もかわいらしい。

 店名の「純喫茶」には、「いつか純喫茶みたいになれるように、長く続けたい」との願いを込めた。「お客さんから『飽きずにまだやってるわ』と言われたらうれしい」(さくらさん)。10年後も変わらない店が目標だ。(中部報道部・下地由実子)

 【お店データ】北中城村瑞慶覧588。営業は午前7時~午後5時。24席。ドリンクはテークアウトできる。木曜定休。駐車場有り。電話098(923)3723。