1960年に現在のかたちとなった日米安保体制は、どのようにして形成されたのか。条約改定の交渉過程はほぼ解明されたが、その軍事的側面については未解明の点が残っていた。いよいよそこに踏み込む研究が登場した。本書は在日・在沖米軍基地に焦点を当て、米軍部の認識と行動から安保改定への道のりを分析している。

米国と日米安保条約改定
[読書]山本章子著「米国と日米安保条約改定」 軍部の視点に踏み込む
有料この記事は有料会員限定です。会員登録すると、続きをお読み頂けます。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。
※ 無料期間中に解約すると、料金はかかりません。
残り773文字