[新春 TOP INTERVIEW 2023]
-2022年を振り返って。
今年も新型コロナが影響しました。第7波の発生で自宅療養者への給付金が増え、支払いに時間が掛かってお客さまへご迷惑をお掛けすることもありました。経営面では三井住友海上からトップグレードエージェントの認定を受けました。全国で約1500店ある代理店の中で、わずか30店しか認定されていません。目指してきたランクを達成することができました。
-法人向け保険サービスを強みとしています。
我々は会社の状況を把握し、お客さま1社1社にフィッティングすることを重視しています。企業の抱える課題は借入金の対策や相続対策、退職金の積み立てなどその時々で違います。どの優先順位が高いかを把握してから提案し、保険加入後もしっかり対応していきます。コロナの感染防止策として、リモートワークが広がりましたが、一方でサイバー攻撃のリスクが出てきました。新たな情報をお客さまに提供し、コストはどれだけ掛かるのかもお示しする。リスクへの抜け漏れがないようにしています。
-2013年に沖縄での事業を展開し、10年目を迎えます。
毎月新しいお客さまとの出会いがあり、私たちを受け入れていただいたことに感謝しています。1人で出張に訪れたのが始まりで、ご縁があってオフィスを開設することができました。県出身の新卒者採用や、地域の代理店との経営統合など、この10年でさまざまなことにチャレンジしてきました。この先も変化を恐れず挑戦し続けていきたいと思っています。
-現在の契約数は。
全社では1400社超、沖縄では300社超のお客さまがいます。私たちはポスティングや電話営業、飛び込み営業を禁止しており、お問い合わせやご紹介で顧客を増やしています。アイギスを知っていただいているお客さまが増えており、ありがたく思っています。
-目指す将来像は。
昨年、会社はどうあるべきかを社員と議論し、ミッションを「未来を想い未来を守る」と再定義しました。このミッションは主語を置いていないのが特徴です。一義的にはお客さまの未来を想い、未来を守るということですが、それだけにとどまらず社員やその家族も含めています。やりがいや働きがい、プライドが持てる会社にすることが存在意義だと思っています。
-23年の抱負を。
一区切りが付き、再スタートとなる年だと思っています。保険業法が改正され、銀行や保険会社、証券会社と同じレギュレーションが保険代理店にも適用されています。組織化や大型化、先鋭化、高度化を求められています。制度上、保険商品や価格に違いは設けられません。担当者として、お客さまにとってベストな保険をフィッテイングすることが勝負になる。凡事を徹底し、さらなる成長フェーズに入っていく年にしていきたいと考えています。
しばた・やすのぶ 1967年生まれ、愛知県出身。アリコジャパン(現メットライフ生命)を経て2001年に独立し、葵ファイナンシャルコンサルタント(現アイギス)設立。MDRT Top Of the Table終身会員。
Personal Question
(1)新入社員に薦めたい本や映画(2)思い出に残る旅(3)沖縄の持つ魅力・好きなところ
Answer
(1)ドラマ「梨泰院クラス」(2)妻と一緒にパンダを見に行った和歌山県(3)優しい人柄