第61回沖縄タイムス賞の贈呈式と祝賀会があった3日、会場の那覇市内のホテルには受賞者たちの家族や関係者500人余が詰め掛け、花束を贈ったり記念撮影をしたりして盛大に祝った。受賞者は感謝や抱負を語った。

詰め掛けた多くの関係者から祝福を受ける受賞者=3日午後、那覇市・ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

 琉球古典音楽の継承に尽力した宮城嗣幸さん(89)は「受賞は驚きとともに身が引き締まる思い。歌い続けたい」と力強く語った。国の重要無形文化財「琉球舞踊」保持者の宮城幸子さん(83)は「家元にいい報告ができる。好きな道を続けて良かった」と喜んだ。

 県無形文化財保持者の上原武信さん(87)は「沖縄が生んだ伝統文化・空手の誇りを持って後進の指導に当たりたい」と力を込めた。同じく保持者の比知屋義夫さん(86)の代理で出席した長男孝さん(62)は「父が空手の普及に尽くしたことを誇りに思う」と話した。

 アグーの復元に取り組んだ島袋正敏さん(73)は「アグーの収集、保存はスタッフら多くの人の力。喜びを分かち合いたい」と顔をほころばせた。県内の小児医療に貢献した安次嶺馨さん(74)は「いい仲間に恵まれた。今後は経験を若い医者たちに伝えていきたい」と意気込んだ。

 今年で30回目を迎えた女子プロゴルフのダイキンオーキッドレディーストーナメントの開催に携わり感謝状が贈られた「ダイキン工業」。川村群太郎特別顧問(72)は「沖縄の支えがあり続けられた。子どもに夢を与えることができてうれしい」と笑顔で話した。