昨年11月に就任した知念覚那覇市長の1期目が本格スタートする。公約への取り組みや今年の抱負などを聞いた。(聞き手=社会部・城間陽介)
「1~3月はコロナ禍、物価高騰への緊急支援で水道の基本料金を免除し、小中学校の給食費の無償化、18歳以下の子ども1人当たり一律2万円を支給する」
「問題は23年度4月以降で、給食費無償化は県がどのような対応を取るか、国の物価高騰対策も含めながら(財源捻出を)考えないといけない。給食費無償化は早めに県の方針を確定してもらうよう要請していく。それによって市町村の対応策は違ってくる」
「地権者の意向もくみ取りながら、どういう方々がこの場所に価値を見いだしているのか、企業アンケートなどを実施して進出可能性を調査したい。われわれが構想を描いても企業進出がないと困る」
「普通に考えれば市街地に近いため離着陸の常態化はあり得ない。ただ悩ましいのは反対しても(米軍は)やるということ。一番重要なのは飛行ルート、いつ飛来するという情報提供だ。少なくともこういう情報をしっかりもらわないと首長として駄目だ」...