年末年始に中断していた政府の旅行需要喚起策「全国旅行支援(おきなわ彩発見NEXT)」が再開された10日、那覇市内の宿泊施設では需要の増加に期待を寄せる中、再拡大する新型コロナウイルスの感染対策の徹底や県内で新たに導入された電子クーポンの受け渡し方法の確認などの対応に追われていた。(政経部・又吉朝香)

 ロワジールホテル那覇(武田寛枝総支配人)は同日、フロントスタッフが電子クーポンの導入手続きや利用者への受け渡し作業の確認を行った。紙クーポン時は多いときに1日1500枚ほど発券するときもあったため、電子化で大幅な負担軽減が見込まれるという。

 担当者は「電子化に使うQRコードやパスワードが全国旅行支援の始まる前日に届いたため現場で多少の混乱はあったが、お客さまがスムーズに利用できるように努めたい」と話した。

 ノボテル沖縄那覇(坂本公敏総支配人)では従業員の人手不足が続いており、電子クーポン化はされたものの予約の際の個人情報の入力作業などの負担があるという。...