りゅうぎん総合研究所(伊東和美社長)は10日、「沖縄県経済の2022年の回顧と23年の展望」を公表した。23年は国内・県内経済ともに「緩やかな回復基調」と予想。物価高などの懸念材料はあるが、観光など個人向けサービスで回復の動きが強まることや、建設関連も民間工事投資に再開の動きが強まると見通している。

 23年の展望では、個人消費について、外出機会の増加に伴い消費マインドが向上し持ち直しの動きが強まるとみる。一方で、食料品や電気料金をはじめとする物価上昇により、家計の購買意欲低下や節約志向の高まりも懸念。特に、4月に電気料金の大幅な値上げが予想されることから、今後の物価や消費動向などに注視が必要としている。...