【中部】18日、北谷町のちゃたんニライセンターで開かれた「第4次嘉手納爆音差し止め訴訟」の前夜集会。新川秀清原告団長(86)は、参加した約300人を前に「私たちが願う静かなウチナーにしていこう」と訴えた。(中部報道部・屋宜菜々子)

 新川団長は戦後78年間、沖縄が基地に悩まされていることに触れ、「本当にわじわじーする。私たちの権利を踏みにじり、それを許してきたのは日本だ」と憤った。基地周辺では「胎児の時から爆音にさらされている」と被害を指摘。「子どもたちが思いっきり遊んで学べる沖縄、平和な沖縄を取り戻すまで頑張り抜こう」と呼びかけた。

 松田米雄原告副団長(74)は、これまでの訴訟で差し止め請求が「第三者行為論」で退けられていることを批判。「裁判官は被害に目を向け、勇気を持って判決を出してほしい」と訴えた。池宮城紀夫弁護団長(83)は「爆音訴訟を通して平和を勝ち取る。その決意を日本中に訴える闘いが明日から始まる」と語った。...