小さな鍛冶屋から戦後の沖縄の復興とともに歩み、金秀を一大企業グループに育て上げた呉屋秀信さん(89)が亡くなった▼現場記者時代に那覇市内の自宅に伺ったことがある。裏口を正門と間違えて何度か呼びかけると、家の中から「表にお回りください」と奥さんの声。