30日午前9時35分ごろ、沖縄県うるま市石川の建築現場で「男性が車載クレーン車のクレーンで頭部を打った。意識なしで呼吸不明」と作業員から119番通報があった。石川署やうるま市消防本部によると、作業中に何らかの原因で根元から折れたクレーンが同市石川の建築作業員の男性(58)に直撃。男性は心肺停止の状態で病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。署が死因や事故の経緯を調べている。
署や工事関係者によると現場は住宅を新築中で、男性は複数人で車載クレーン車の荷台から擁壁工事に使うトンブロックの積み降ろし作業をしていた。
工事を依頼し、事故を目撃したという自動車部品販売店の経営者の60代男性は「ガガガ、ゴゴゴみたいな大きな音がした。おかしいと思って外に出てみるとクレーンが倒れていた。当時は作業員3人が作業していた」と話した。