国と那覇港管理組合(管理者・玉城デニー知事)が那覇港新港埠頭(ふとう)北西側を埋め立て整備する新たな国際クルーズ船の寄港拠点(第2クルーズバース)が1日、供用開始した。同組合によると、関係機関でつくる協議会の合意が得られれば、これまで寄港したクルーズ船で過去最大となる17万トン級のMSCベリッシマ(スイス)が5月29日に新拠点の利用を予定しているという。

 国と組合はこれまで22万トン級のクルーズ船が接岸可能な岸壁(430メートル、水深12メートル)や駐車場、道路を整備。工事総面積は約3・5ヘクタールで、事業費は156億円。旅客ターミナルビルの整備は船社のMSCクルーズとロイヤル・カリビアン・クルーズ(米国・RCL)の2社が担うが、現時点では一部の埋め立て区域とともに未整備となっている。...