強大な曹操軍に潜り込もうと、呉の黄蓋(こうがい)はわざと仲間にむち打たれて投降する。三国志演義の「赤壁の戦い」で有名な「苦肉計」。敵をあざむくため、自分の肉体を痛めつける兵法を指す▼日本では「苦肉の策」として広まり、「苦し紛れの手段」の意で使われる。