野生のイノシシの子ども「うり坊」と小学生が一緒に登校するという記事をアップしたところ、その珍しさとかわいさから大きな反響があった。それでは、と本当にうり坊が学校までついていくのか確かめるため、那覇市から1時間車を飛ばして名護市で動画を撮ってきた。(デジタル編集部・渡名喜守道)

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 記事は3月27日に掲載された。2月上旬、沖縄県名護市真喜屋の宮平正三さん(72)が衰弱していたうり坊を見つけ、自宅で看病。次第に元気になり、3月上旬から真喜屋小学校までの約300メートルを、宮平さんの孫や地域の児童と一緒に登校するようになったというのだ。

 4月19日午前7時。眠い目をこすりながら、グーグルマップを駆使して集落の公園についた。機材を準備していたら、「タイムスの方ですか?」と若い男性から声をかけられた。「はい」と答えると、「うり坊の動画だよね」と言われ、宮平さん宅まで案内してくれた。

 うり坊は宮平さん宅の庭で遊んでいた。体長35センチ、体高およそ20センチ、体重1.8キロと小さく、かわいらしい。思わずカメラを回していると、子どもらが集まってきた。

 みんなは「うーりー」「うーりー」と呼んでいた。語尾を伸ばして呼ぶのは沖縄あるあるで、ミカちゃんはミーカー、ツヨシ君はツーヨー、タダシ君はターシーと呼ばれたりする。

 7時40分。そろそろ学校に向かう時間だ。うーりーが元気な子どもたちの後を追い、宮平さんの妻恵利子さん(70)がそれを見守るように歩いていく。

 途中、子どもたちにつられて、うーりーも走ったり、犬に吠えられたりしながら、300メートル先の学校にたどり着いた。他の児童からも「おはよう」と次々と声をかけられる。なかなかの人気者だった。

 うーりーは脚をけがしているのか、歩く時に体がはねるように左右に揺れて、バランスがとりづらそうだ。それでも子どもたちや恵利子さんが大好きなようで、一生懸命追いかけていく。

 うーりーは足の裏の肉球がプニプニしているのが特徴で、恵利子さんが腹や首を優しくなでると、ごろんと横になって気持ちよさそうにしている。宮平さんは「元気になったら、山に帰すつもりです」と微笑みながら話した。

 朝早くからの撮影でしたが、うーりーの「かわいさ」に癒やされた。