孤高の観念的世界を詠み続ける安井浩司は、前句集「宇宙開」をもって連作的内容の「句篇(へん)」全6冊を完結させたが、それから3年で新句集「烏律律」(沖積舎)を刊行した。 従来の息もつけないような緊迫感あふれる別世界を構築する作風は、「句篇」を経過して、次第にやわらぎを帯びつつあるようだ。