1935沖縄 よみがえる古里

82年前、那覇の中心地は・・・ 東町・サンシャイン通り会「繁栄の姿継承したい」 資料集め地図再現

2017年7月21日 16:00

 那覇市東町、サンシャイン通り会の森山紹作会長(52)ら関係者が、戦前の中心市街地として栄えた東町の写真や地図などの資料を集め、地域の歴史継承に取り組んでいる。貴重な写真や映像を集めた展示会のほか、同地域の戦前の地図を作製。朝日新聞大阪本社で新たに見つかった東町の戦前写真に興味を示しながら「記録を残すことで地域の歴史を知ることができる」と強調している。(「1935沖縄」取材班・与儀武秀)

朝日新聞大阪本社で見つかった現在の那覇市東町にあった「那覇ウフマチ(大市)」と呼ばれた市場の写真。立ち並ぶ建物の中に店を設けて品物を売るほか、路上で商品を並べて露店販売をする人々もおり、庶民の生活の場としてにぎわった。市場では品物ごとに販売場所が分かれており、魚・肉・米・乾物等を販売する区域や、野菜・芋・雑貨を売る店舗などがあった=1935年(朝日新聞社提供)

これまでに集めた東町周辺の戦前写真を眺めるサンシャイン通り会の森山紹作会長(左端)ら関係者=那覇市東町

朝日新聞大阪本社で見つかった現在の那覇市東町にあった「那覇ウフマチ(大市)」と呼ばれた市場の写真。立ち並ぶ建物の中に店を設けて品物を売るほか、路上で商品を並べて露店販売をする人々もおり、庶民の生活の場としてにぎわった。市場では品物ごとに販売場所が分かれており、魚・肉・米・乾物等を販売する区域や、野菜・芋・雑貨を売る店舗などがあった=1935年(朝日新聞社提供) これまでに集めた東町周辺の戦前写真を眺めるサンシャイン通り会の森山紹作会長(左端)ら関係者=那覇市東町

 森山さんは母親が東町の隣の那覇市西町出身。母方の祖父は戦前に那覇市の収入役を務めた嶋袋全徳さんで沖縄戦時に亡くなった。戦前の市役所は当時の行政、商業の中心地で「那覇ウフマチ」(大市)と呼ばれた東町にあったことから、自身のルーツや当時の状況に興味を持ち、およそ10年以上前から写真などの地域の関係資料を集め始めた。

 現在、戦前の写真パネル約50枚のほか、戦前の沖縄の文化財や市場のにぎわいを撮影したニュース映像、那覇市役所や山形屋、円山号といった商業施設の位置を示した旧市街地の地図などを作製。地域の歴史をひもときながら、これまでに写真展や那覇こども大綱挽の催しなどを通して、東町周辺が那覇の中心だったことを伝える取り組みに力を注いでいる。

 今回、見つかった那覇ウフマチの戦前写真について「現在の那覇が生まれた最初の場所。県外にある資料や記録はなかなか出てこないが、それが今回たくさん見つかり、とてもうれしい」と笑顔。「記録を残すことで当時の様子を伝えることができる。これからも歴史を学びながら地域を活性化したい」と話している。

写真集「沖縄1935」発売

 戦火に包まれる前の沖縄がよみがえります。待望の写真集が朝日新聞出版から全国販売。「糸満」「那覇」「久高島」「古謝」と地域ごとに章立てされ、82年前の人々の生き生きとした様子が鮮明なモノクロ写真で紹介されています。

 ■朝日新聞出版

 ■A4判変型

 ■1,800円(税抜)

  全国の書店のほか、大手通販サイトamazon等でも購入できます。

写真集 沖縄1935
写真集 沖縄1935
posted with amazlet at 17.08.08

朝日新聞出版 (2017-07-31)
売り上げランキング: 550

あわせて読みたい

関連リンク

1935沖縄 よみがえる古里のバックナンバー

沖縄関連、今話題です(外部サイト)

JavaScriptをOnにしてください

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム

沖縄タイムスのお得な情報をゲット!

友だち追加
LINE@

沖縄タイムスのおすすめ記事をお届け!

友だち追加
LINE NEWS