2011年3月9日。根本理平さん(22)の仙台市の自宅に琉球大学の合格通知が届いた。2日後に東日本大震災、そして東京電力福島第1原発事故が起きた。原発が立つ福島県大熊町の小学校長として、避難先で学校運営に奔走した伯父を見て、教師を目指す根本さんも4年間、福島と沖縄をどう教えるか模索してきた。