沖縄県名護市辺野古の新基地建設反対への意思表示として、米軍キャンプ・シュワブのフェンス沿いに市民が設置していたオブジェが28日朝、提供施設の範囲を示すイエローラインの外に出され、壊されているのが確認された。
オブジェをつるしていた支柱が枠から外れ、落ちたオブジェの先が枠の下に挟まっている。通り掛かった男性によると、少なくとも同日午前7時過ぎには壊されていたという。
オブジェを設置したのは、泡瀬干潟を守る連絡会事務局次長の屋良朝敏さん(73)。沖縄防衛局は「(オブジェの設置は)提供施設内で認められない」として撤去を求めていたが、屋良さんは「表現の自由の範疇(はんちゅう)」として拒否していた。