沖縄県今帰仁村内の保育園で昨年12月、園児と職員が外出した際、2歳の男児1人が置き去りにされる事故が発生していたことが分かった。男児にけがはない。園長は「子どもや保護者の気持ちを思うと、申し訳ない以外の言葉が見つからない」と謝罪した。

 事故が発生したのは昨年12月7日午前10時半~11時ごろ。職員7人と0~2歳の園児24人が近隣施設の砂場に出かけた帰り道、男児が置き去りになった。村民が男児を見つけ、園に送り届けて発覚した。

 園児の人数確認は約5回行ったが、砂場を離れる直前、2グループに分かれた際、確認を怠ったという。園は、同日中に男児の保護者に謝罪と状況の説明をし、村などにも報告。保護者会も2回開催し、現在は再発防止に向けマニュアルなどを改善している。

(北部報道部・玉城日向子)