県は10月から11月にかけて、沖縄本島中南部17市町村で住民の5分の1に当たる約23万人を対象に、1日の移動を把握する「沖縄本島中南部都市圏パーソントリップ(PT)調査」を実施する。次年度に調査結果の分析と将来予測をし、25年度中に約20年後の県内交通のビジョンを描く「マスタープラン」を策定する。県担当者は「これまでの交通政策の成果を測り、県の将来像を担う交通計画の大本になるデータ」と重要性を強調。調査への協力を呼びかけた。(政経部・東江郁香、仲村時宇ラ)

 県内でのPT調査は4回目で、17年ぶり。前回調査の3倍以上となる10万世帯に調査票を送付する。予算は約1億5千万円で、過去最大規模となる。

 前回調査で、県はマスタープランのほか...