「小麦珈琲」は穀物コーヒーのことでコーヒー豆を使わず、小麦を焙煎(ばいせん)しノンカフェインなので妊婦やお子さんでも飲める商品です。開発したのはうるま市の「宿&喫茶 アガリメージョー」の店主眞榮里良人さん。お店は代々続く元家(ムートゥヤー)を改装し「地域の文化を楽しむ泊まれる喫茶店」をコンセプトに19年にオープンしました。

 店内イベントの平敷屋エイサー演舞体験や50年ぶりに栽培が復活した伊計島産の小麦を使った「本気の麦茶」焙煎体験なども人気です。ある時、お客さまが焙煎に失敗した焦げた小麦をもったいないので麦茶として自分で飲んでみたらコーヒーに近いような不思議な味がしたそうです。それから穀物コーヒーについて調べ、人気のある商品を取り寄せ飲み比べました。その時期、乳児の娘がいて妻がカフェインを控えていたことや子供服売り場の棚に穀物コーヒーが並んでいるのを見てカフェインを気にして生活している人たちがいる「ニッチだけれどノンカフェインの穀物コーヒーは誰かを癒やしている」ことに気付きました。

 農薬・化学肥料不使用で栽培された県産小麦「島麦かなさん」を使用。「濃い麦茶とアメリカンコーヒーをブレンドしたような味、スッキリして飲みやすい」と評判の「小麦珈琲」をお試し下さい。

【メモ】うるま市勝連平敷屋3661。 電話090(1710)4106。ホームページのURL https://efg9042314.wixsite.com/e-fg