ウチナーンチュが愛してやまない「沖縄そば」。地元で人気の店がおいしくないわけがない!! 
 沖縄タイムスが、2023年10月17日の「沖縄そばの日」に関連して実施した「いちおしの沖縄そばアンケート」。特に人気の高かった8店舗を紹介します。
 トップバッターは、沖縄本島南部エリア。1店ごとの解説と写真提供は、300杯以上の沖縄そばを食べ歩き、大のそば好きとして人気番組「マツコの知らない世界」に出演経験があるさんぺい(本名・山城晋平)さんに務めてもらいました。(デジタル編集部・篠原知恵)

※アンケートは沖縄タイムス読者を中心に910人が回答。
※本島南部エリアは那覇市、南風原町、豊見城市、八重瀬町、南城市、与那原町、糸満市、久米島町、渡嘉敷村、座間味村、粟国村、渡名喜村、北大東村、南大東村を指します。
第2弾「中部エリア編」はコチラ第3弾「北部エリア編」はコチラ第4弾「宮古・石垣編」はコチラから。

総評「激戦区の南部 投票割れて接戦に」

SNSなどで、沖縄そばの発信を行っているさんぺいさん
SNSなどで、沖縄そばの発信を行っているさんぺいさん

 南部エリアの回答結果を見た、さんぺいさんの総評は以下の通り。

 南部地域は、那覇市をはじめたくさんの沖縄そば専門店があり、特に投票先が分かれました。本当に僅差です。沖縄そばは、県民の暮らしのそばにあり、庶民的な食べ物。「推しの沖縄そば屋」さんが細かく分かれるのは自然なことかなとも思います。
 その中でも、多くの票を集めたのが、この8店。経営歴も長く、地元の名店が支持を集めた印象です。最近では、比較的新しいお店の躍進も目立ちますが、南部地域では、やはりキャリアが長く、地域に根差したお店が人気ですね。
 自由記述欄は、皆さんかなりの熱量で回答されていて、私自身、改めて「そばじょーぐー(沖縄そば好き)」の沖縄そば愛を感じました!
 今回のアンケートをきっかけに、また新しい沖縄そば屋さんに出合うきっかけになったらいいなと願っています。

 それでは、多くの得票を集めた8店を紹介していきます!

「神がかってうまい」

玉家そば本店(南城市大里)

人気ナンバーワンの「ミックスそば」。ソーキと三枚肉が両方楽しめる
人気ナンバーワンの「ミックスそば」。ソーキと三枚肉が両方楽しめる

▼いちおしに「玉家」を挙げた回答者の声(一部)

「豚骨だしとかつおだしの比率が神がかっている!」(南部30代きだだ)
「小さい頃から慣れ親しんだ味。年越しそばは毎年ここ! フーチバー取り放題も最高」(中部30代あんぬ)
「だしが濃い、亀浜製麺所の細麺がショキショキして激ウマ! ソーキも三枚肉も甘じょっぱくて絶妙!」(南部50代いちばん桜)
「おいしい上に出てくるのが早い!」(南部20代しー)
「てびちそばがあっさりして最高」(南部40代おヤッサン)
「上品なだしに感動。おいしいと思ったのは何度もあるが、感動したのは初めてo(^o^)o」(南部60代イタジィ)
「何度食べても毎回感動する。特にスープが極上で、多い時は週3で通っています」(中部50代のちん)
「だしに濁りがなくて、超まーさん」(南部50代とんとんまま)
「麺、スープ、肉すべておいしい。肉の炊き方最高」(南部30代ねろ)
「スープのおいしさが群を抜いている。この味は他のどこにもない」(南部40代さんぽ)

てびちそばのファンも多い
てびちそばのファンも多い

▼解説:驚く客層の幅広さ、毎日食べても飽きない味

 「どこの沖縄そば屋さんが好き?」と聞くと、必ず上位に入ってくる「玉家」。
 店へ行くといつも驚くのが客層の幅の広さ。家族連れ、仕事中の人、若い男女、おじーおばーまで、年代、性別、属性を超えて本当にいろいろなお客さんでにぎわっています。年配の方から子どもまで、どんな年代の人が食べてもおいしい沖縄そばなんですよね。
 特徴は、細麺ストレートの亀浜製麺所の麺と、かつお節を効かせたスッキリとしたスープ。
 「玉家」が定着させたスタイルは、今や沖縄そば全体の大きなトレンドになっていると思います。喉越しが良くスッと入っていく麺はいつ食べてもおいしく、あっさりとしたスープは今日食べても、明日また食べたくなるような優しい味わいです。
 毎日食べても飽きないのが、沖縄そばの麺料理としての良さだと思うのですが、「玉家」はまさにそれを体現したようなそばだと思います。リピートしたくなる味とお店の雰囲気、多くの投票があったのも納得です。(さんぺいさん)

玉家そば本店
玉家そば本店

【お店情報】
玉家そば本店 南城市大里古堅913-1 午前10時半~午後5時(駐車場あり)※売り切れ次第終了
公式サイト Google 
ミックスそば(小)600円(大)700円(大盛り)800円
てびちそば(小)600円(大)700円(大盛り)800円 など
※本島南部には、のれん分けした玉家豊崎店もあり

「名店ゆずり 抜群のおいしさ」

首里そば(那覇市首里)

そばは「首里そば」1種類のみ。澄み切ったクリアなスープがうまい
そばは「首里そば」1種類のみ。澄み切ったクリアなスープがうまい

▼いちおしに「首里そば」を挙げた回答者の声(一部)

「だし、お肉、麺のバランスが取れている」(中部40代のSaaaa)
「かつおが香る澄みきったスープ、かみ応えのある麺、シンプルかつ極みを感じます」(県外50代のさまよういしょう)
「昔の名店『さくら屋』ゆずりの麺が抜群においしいし、だしもあっさりでクドくないところ」(南部60代の黒剣龍)
「手打ち麺のコシ、透明感のあるアッサリしたスープは最高です」(中部50代のたくちゃん)
「麺は手打ちで、平麺。スープはかつおだしベースであっさり、最後の一滴まで完食。駐車場が狭いので、利用時間が難しいのが唯一の不満」(南部70代以上のおばぁーちゃん)
「お肉やスープもおいしく、硬めんなので自分好みの硬さで待って食べられて、値段も良心的」(南部40代のそばジョーグー)
「基本のスタンダード」(県外50代のてっちゃん)
「手打ちの細麺でこしが強く、汁もバランスが取れた味わい深い作り手のこだわりを感じるさせるそばである。私的には最高のそばと言いたい」(南部50代のテッド)

絶品の煮付けもぜひお試しあれ
絶品の煮付けもぜひお試しあれ

▼解説:伝説の味引き継ぐ 潔さに「らしさ」

 現在も手打ちで沖縄そばの麺作りを続けている「首里そば」。
 今では伝説の沖縄そば屋さん「さくら屋」の味を引き継ぐといわれ、昔ながらの製法にこだわり沖縄そばを作っています。手打ちのため限られた量しか生産できず、お昼には閉まってしまうため、絶えず行列ができるお店です。
 アンケートのコメントでも、「首里そば」の麺が好きという声が多くありました。手打ちの麺は、しっかりとした歯応えがあって、プツンと切れる独特の食感。ここでしか味わうことができない麺です。
 かつおだしをベースにしたシンプルなスープは、あっさりとしていますが味わい深く、麺のおいしさを引き立てます。沖縄そばの種類は1種類、具材は三枚肉と赤肉、かまぼこにネギ、そして刻みしょうがと簡潔な構成ですが、この潔さが「首里そば」らしさかなと思います。
 ちなみに、サイドメニューの「煮付け」も絶品なので、訪れたらぜひ一緒に食べてみてください。(さんぺいさん)

首里そば
首里そば

【お店情報】 
首里そば 那覇市首里赤田町1丁目7 日曜と木曜休みの午前11時半~午後2時(駐車場あり)※売り切れ次第終了
公式サイト Google
首里そば(小)400円(中)500円(大)600円
煮付け450円 など

「何度も食べたい本物の味」

与那原家(与那原町与那原)

根強いファンがいる「こってり」味。ソーキはほろほろ
根強いファンがいる「こってり」味。ソーキはほろほろ

▼いちおしに「与那原家」を挙げた回答者の声(一部)

「最近の新しいそば屋とは違う老舗の味。何度も食べたくなる本物」(南部50代いずみん)
「こってり系とあっさり系のだしがあり、自家製麵でこしがある。だしとも絡みやすい」(南部50代bnr32)
「人気店なのに店内が広く、注文したらすぐに来る。ジューシーもウマい」(南部40代グルメネコ)
「親父が好きで、小さい頃、外で食べる時はいつもここだった」(南部40代本部と伊江島のハーフ)
「幼い頃からこってりを食べており、アイデンティティーとなっています! こってりの豚骨スープも、お肉も、中太麺も大好き」(南部40代でみ)
「その日の体調で、味が選べるのがいい、なんでもおいしい、スーパーなどに置いてるそばもおいしい」(中部50代スモーキーキャット)

▼解説:愛され続ける名店、ホスピタリティーが人気の秘訣(ひけつ)

 1985年創業、40年近くにわたって地域、そして沖縄そばファンに愛され続けてきたお店。特徴は、沖縄そばへのこだわりと同時に、幅広いメニューや創作系も展開するなど、ホスピタリティーの高さです。
 沖縄そばのスープは、「あっさり」と「こってり」の2種類を用意していて、「あっさり」は、かつおをベースとした透明感のあるスープ、「こってり」は、豚骨と鶏ガラをベースとした白濁したコクのあるスープになっています。好みによって、麺が選べるのはうれしいですよね。
 麺はオリジナルの中細縮れ麺。さらに、幅広いお客さんに喜ばれるよう、チキンそばや担々そばなど創作系のメニューも扱っています。多様な幅のあるメニューに店の優しさが込められているなと感じます。
 アンケートでも「あっさり」と「こってり」双方にファンがいて、さらに店の利用のしやすさも理由に挙げられていました。入りやすくて、さまざまなお客さんの好みに応えてくれるのも大事な要素ですよね。「与那原家」のホスピタリティーが、人気の秘訣ではないでしょうか。(さんぺいさん)

与那原家
与那原家

【お店情報】
与那原家 与那原町与那原1040 午前11時~午後9時(駐車場あり)
公式サイト Google
沖縄そばのこってり(並)850円(小)760円
沖縄そばのあっさり(並)820円(小)720円
ジューシー(よもぎ入り)(大)370円(中)250円 など

「昔ながらのTHE沖縄そば」

そば処きくや(那覇市小禄)

沖縄そばの王道。ゆし豆腐わかめそばも人気

▼いちおしに「きくや」を挙げた回答者の声(一部)

「かつおだしと甘みのきいた野菜だしの具合が何とも言えない。ゆし豆腐わかめそばはこれまたうまくて即完売が多く最近は食べたことがない・・・」(南部40代なおちゅう)
「かつおだしと甘みのあるだし、太ちぢれ麺のマッチング、トッピングの炙(あぶ)り軟骨ソーキもたまらない。黒蜜ぜんざいなど氷物も、またたまらない」(南部40代なおちゃん)
「昔からある老舗店。あっさりだけどコクがあって自分好み」(南部40代豊見城ハルサー)
「いつでも味が安定していて安心する。クセになる」(南部60代カズおばー)
「とにかく味が最高。一度食べたら病みつき。店員さんも最高」(南部40代ややややや)
「昔ながらの"THE沖縄そば"を、おばちゃんたちのキャラにほっこりする空間で味わえる、癒やしのそば屋」(ごん太)
「アジクーターではないのにしっかりおいしい、ハイスタンダードなお味。広めの親戚の家に遊びに行ったような店内」(県外40代ジェフ世田谷店)
「入り組んだ住宅街にあるにも関わらず人気店でおいしい」(南部40代ssy)

ジューシーもあっさりでシンプル

▼解説:スープに優しさと滋味、じんわり味わって

 「きくや」は2005年創業、那覇市小禄の閑静な住宅街にあるお店。国道沿いの路面店だけでなく、住宅地にあるような比較的小さなお店もしっかり選ばれているのが沖縄そばの面白いところだなと感じます。
 「きくや」の特徴の一つがこだわりのスープ。豚をベースに、かつお節、昆布、野菜などでだしを取っているそうで、優しい滋味のあるスープです。
 味付けは、塩で控えめに、パンチがあるスープとは対極の、だしのじんわりとしたおいしさを味わうタイプの沖縄そばです。
 アンケートの結果でも、スープがおいしいとの意見が際立っていました。麺は、特注の不ぞろいの縮れ麺で食感の変化を生んでいて、モチッとした感じがおいしいです。
 お店の雰囲気もアットホームで、落ち着いた空間で食べる沖縄そばはまた格別。派手さやインパクトがあるお店とはまた違って、素直でシンプルな沖縄そばが味わえるお店です。(さんぺいさん)

【お店情報】
そば処きくや沖縄そば専門店 那覇市田原1丁目6-2  水曜と木曜、毎月第1日曜休みの午前11時~午後3時(駐車場あり)※売り切れ次第終了
公式サイト Google
特選三枚肉そば(中)850円(大)900円
ゆし豆腐わかめそば(中)850円(大)900円 など

「ここにしかない絶品てびち」

南部そば(糸満市潮崎)

存在感たっぷりのてびち。店名の「南部そば」が、このてびちそば

▼いちおしに「南部そば」を挙げた回答者の声(一部)

「あのてびちは南部そばでしか食べられない味。他のそば屋さんでも、てびちそばを食べますが、あんなに味が染み込んでて、おいしいてびちはここだけ。麺もツルツルで、おいしいのも魅力です」(南部30代さこママ)
「自家製麺がツルツルの食感でおいしい。てびちもお見事!」(中部50代めんびん)
「とろとろのてびちがとてもおいしい、あっさり」(県外60代なみなみ)
「麺がモチモチしてうまい」(県外40代KENTA)
「てびちがやわらかくておいしい」(南部50代ともぶん)
「てびちがうまし!」(南部40代ZEN)
「だしがおいしい」(県外60代くにぽにょ)
「肉がうまい。値段も、今の値上げラッシュの中で比較的良心的」(中部20代グスキー)

▼解説:てびちにうるさい県民も納得のトロトロ、プルプル!

 創業1984年、糸満市役所近くにあるお店です。
 皆さん「南部そば」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのがてびちではないでしょうか。県民大好物のてびちですが、その分、うちなーんちゅはてびちにうるさいもの。そんな中で「南部そば」が選ばれたのは、県民も納得のてびちだからですよね。
 店の名前を冠した「てびちそば」には、麺が見えなくなるほど大ぶりのてびちがのっています。秘伝のタレで作られるというてびちは絶品。骨がほろっと取れるほど煮込んであり、トロトロ、プルプルの食感はてびちでしか味わえないおいしさです。
 沖縄そばにもこだわっていて、一見すると濃厚そうなスープは、かつおだしが効いたあっさりとした後味。豚、鶏、昆布などからだしを取った厚みのあるスープになっています。
 自家製の麺は、生麺の特徴を生かしてプリッとした食感で、縮れが強く入った麺のすすり心地も特徴的です。アンケートで「てびちが最高」との意見が多くありました。てびち好きなら絶対に行ってほしいお店です。(さんぺいさん)

【お店情報】
南部そば 糸満市潮崎町3-2-2 日曜休みの午前11時~午後3時半(駐車場あり) ※売り切れ次第終了
公式サイト Google
南部そば(中)870円(大)970円(大盛り)1120円 など

「だしの効いた極上のあっさり」

すーまぬめぇ(那覇市国場)

三枚肉、ソーキ、てびちがのった「スペシャルそば」

▼いちおしに「すーまぬめぇ」を挙げた回答者の声(一部)

「だしもジューシーもおいしい! 店の雰囲気もよし」(南部30代りょうこ)
「店の雰囲気、味、全て自分好み! 特に、ゆし豆腐そば」(中部40代灯台のトラ)
「あっさりスープだけど、ちゃんとだしが効いて麺の硬さもちょうどいい」(南部60代あらちゃん)
「麺もスープもバランスがよく、最高においしい」(県外50代かべちゃん)
「雰囲気最高! だしの濃さが好み! 落ち着く場所」(県外40代けんちゃむ)
「味はもちろん、お店の雰囲気がいい。おばーの家で食べている感じ」(中部40代おはな)
「だしと麺によもぎの風味が最高」(中部50代ヤンバル食いな)

よもぎとの相性をポイントに挙げるファンも多い

▼解説:だしのうまみギュッ! すするのが思わずうれしくなる麺

 那覇市国場の住宅街に静かにたたずむようにあるお店です。築50年を超える古民家を改装し、店舗として使っていて、昔ながらの沖縄の家屋の雰囲気を味わうことができるのも人気のポイント。
 気になる「すーまぬめぇ」の名称は、「潮間家の前」という屋号から取られているんだそう。古民家を用いた店舗ともマッチしたすてきな名称ですよね。
 沖縄そばは、スープから各具材まで丁寧に作られている印象です。かつおを中心とした澄んだスープは、あっさりとした後味ですが、だしのうまみがギュッと詰まっています。麺は、ストレートの細麺ですすり心地がすごく良い、すするのが思わずうれしくなるような麺。
 具もそれぞれがおいしくて、特に上品に味付けされたてびちは、ほろほろと骨から外れ、トロトロの食感は絶品です。
 アンケートのコメントでは、沖縄そばの味はもちろん「お店の雰囲気が好き」との意見が多くありました。建物や雰囲気も込みで、お店全体が愛されていることがよく分かります。(さんぺいさん)

すーまぬめぇの店内

【お店情報】
すーまぬめぇ 那覇市国場40-1 不定休の午前11時~午後4時(駐車場あり)※売り切れ次第終了
公式サイト Google
スペシャルそば1000円、ソーキそば(大)1000円(小)900円 など

「万人に愛される味」

ゆうなみ坂下店(那覇市松川)

ソーキそばの細麺タイプ。3種類ある麺のうち、よもぎ麺の人気も高い

▼いちおしに「ゆうなみ」を挙げた回答者の声(一部)

「麺とスープが好き、おいしい。コスパがよい。そばのメニューも豊富で飽きない。よもぎサービスもうれしい!」(南部50代やわやわ)
「麺の硬さが好き」(南部30代ひなちゃこ)
「よもぎ麺がおいしい」(南部20代しー)
「万人に愛される味、食事としての満足感が高い」(県外50代Kちゃん)
「透き通るようなあっさりスープと手打ち麺、てびちやソーキが最高」(南部50代日焼けオヤジ)
「とにかく、だしがうまいことと、3種類の麺が選択できてその日の気分で好きなのを選べるところ」(県外50代大阪のおーちゃん)
「麺のコシが最高で、スープもおいしい」(南部30代きゃん)
「麺にも具にもスープにもこだわりを感じる」(北部30代なおや)

▼解説:選べる3種の麺 最強クラスの力強い歯ごたえも魅力

 那覇市松川の坂下通りにあるお店。「ゆうなみ」といえば、自家製の生麺が有名で、ファンの多い沖縄そば屋さん。
 麺は3種類、「細麺」「平麺」「よもぎ麺」から選ぶことができます。「細麺」は、一般の沖縄そばからいうとかなり細め。「平麺」は、幅広の平打ち麺で、北部地域で好まれている特徴的な麺。南部で食べられるお店は珍しいので貴重ですよね。
 麺は全粒粉を使用しているとのことで、見た目から他の沖縄そばとは違います。生麺の特徴を生かして、風味が豊かで、独特のコシがあります。麺の歯応えは、沖縄そばの中でも最高クラスの力強い麺です。
 アンケートの回答でも「硬めの麺が好き、よもぎ麺がおいしい」など麺に関するコメントが多くありました。
 スープの方も、豚とかつお中心のだしで、かつお節の香りが漂いあっさりとしていますが、だしのうまみが詰まったこだわりの沖縄そば。麺も選べるので、食べ比べをして、自分好みの麺を見つけるのも面白いかも。(さんぺいさん)

ゆうなみ坂下店

【お店情報】
ゆうなみ坂下店 那覇市松川301-15 テラス坂下1F 午前11時~午後9時(駐車場あり)
公式サイト Google
ミックスそば850円 軟骨ソーキそば750円 ジューシー180円 など

「最先端も定番も大満足」

OKINAWA SOBA EIBUN(那覇市壺屋)

長時間煮込んだソーキが絶品の軟骨ソーキそば

▼いちおしに「EIBUN」を挙げた人のコメントはこちら(一部)

「おいしい!! 種類が豊富!! 器もすてき、お店の雰囲気も!!」(中部20代n.)
「特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそばがおいしい」(中部20代miiyuu)
「だしがおいしい。生麺のモチモチ感も好き」(県外40代チェゴみどりの)
「独創的なメニュー」(中部30代ソバクイナ)
「かつおだしが効いててめちゃうまい」(中部20代100)
「洗練されたスープがおいしい」(県外30代kirby_chan)
「麺、スープ、具材のバランスが最高」(中部50代アンジ)
「最先端な沖縄そばを作っているが、定番のソーキそばもおいしすぎる」(南部40代ぐるくん)
「定番はもちろん、進化系も楽しめる」(南部40代emiii)

特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそばとジューシー。食べ応え抜群

▼解説:沖縄そばの可能性を広げる店 行列覚悟で行ってみて

 今回選ばれたお店の中では、おそらく最も新しいお店になると思います。那覇市壼屋で、連日長蛇の列ができるお店として有名で、話題に上がることも多い人気店です。
 人気の理由はいくつかあると思いますが、やはり、今までにない感覚でアプローチし、新しい試みを行っている点ですよね。トッピングにパクチーを用いたり、冷製の沖縄そばにジュレを合わせたり、釜玉のまぜそばを作ったり、従来の沖縄そばにはなかった発想です。
 今でこそ人気の「EIBUN」ですが、オーナーの中村さんから、開店当初は相当苦労されたと聞きました。地道な努力を積み重ねてきたからこそ、今があるんですよね。
 創作系も充実していますが、基本の沖縄そばは伝統をベースにしていて、シンプルに「EIBUN」スープと麺が好きだというファンも多くいます。
 アンケートの回答でも、創作系の沖縄そばだけでなく「麺、スープ、具材のバランスが最高」とのコメントがたくさんありました。沖縄そばの可能性を広げる意欲的なお店です。
行列覚悟でぜひ一度食べてみてください。(さんぺいさん)

OKINAWA SOBA EIBUN

【お店情報】
OKINAWA SOBA EIBUN  那覇市壺屋1丁目5−14 水曜休みの午前11時~午後4時(駐車場なし)
公式サイト Google
沖縄そば820円 特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそば980円 BUNBUNそば1180円
※徒歩圏内に2号店の「STAND EIBUN」もあり

解説者のさんぺい(本名・山城晋平)さんプロフィール
1976年沖縄県那覇市生まれ。2012年に沖縄そばの食べ歩きをはじめ、ブログなどで発信を行う。2021年に沖縄県庁を退職し、福祉の仕事を行いながら、メディアに出演するなど全国へ沖縄そばを広める活動を行っている。ブログは『さんぺいの沖縄そば食べ歩き』