
[第20回尚巴志ハーフマラソンin南城市]
20回目の記念大会を迎えた尚巴志ハーフマラソンin南城市。最高気温28度の夏日となった5日、ランナーは難所の新里坂(びら)に挑み、中城湾が一望できる絶景のコースを楽しみながら走り抜けた。沿道では住民たちが熱い声援を送り、のどを潤す水や氷を手渡してゴールへ後押しした。大会の模様を写真で紹介する。(写真部・伊禮健、金城健太、竹尾智勇、名護大輝、南部報道部・国吉聡志)
走った後やっぱり最高
玉城三津夫さん(71) NAHAマラソンは第1回から連続完走を更新しているが、尚巴志ハーフは4年ぶりの出場。左膝のリハビリ中なので、坂はずっと歩き、ゆっくり走って後半に備えた。走った後はやっぱり最高に気持ちいい。(糸満市、畳職人)
最後にめっちゃ走った
清水彩香梨(あかり)さん(10) 疲れた。最後にめっちゃ走ったので。3キロ出場は初めてで、折り返し地点に来たとき「まだ残りがあるんだ」と思った。だけどゴールしたときはうれしかった。走っているときは何も考えずに一生懸命だった。来年も走りたい。(南城市)
新里坂越えたら達成感
仲井間憲李(けんり)さん(28) 祖母の家が会場近くにあり、その縁で十数回出ています。新里坂はきつくて嫌だけど、そこを越えてニライ・カナイ橋を下るときは達成感があった。暑かったけど、後半ににわか雨が降って涼むことができたのは良かった。(那覇市)
3時間内目指し来年も
徳嶺明子さん(63) 暑くてとてもしんどかった。沿道の応援がすごくて、冷たいものや甘いものがもらえて元気が出た。ニライ・カナイ橋で気持ちいい風が吹いて潤滑剤になった。3時間を切れなかったのが残念。来年また頑張る。(那覇市、非常勤職員)
職場の仲間と完走喜ぶ
吉田剛(つよし)さん(40) 職場の仲間10人で参加した。前半は暑くて死にそうだったが、沿道の声援で乗り切った。20代の頃から尚巴志に出場している。仲間と完走の喜びを分かち合えてとてもうれしい。NAHAマラソンにも出る予定。(南城市、会社員)
仲間と励まし楽しめた
上間美智代さん(40) 仕事や出身地でつながっている仲間10人で出場した。尚巴志は何回か出ているけど、今回は練習時間を確保できなかった。なのでタイムもギリギリ。前半は暑かったけど、仲間と励まし合いながら楽しんで走れた。(南風原町、公務員)
今年も6位 来年は上に
宮城野乃香さん(26) きつかった。中盤までのアップダウンにやられて後半はペースが落ちたけど、止まらずに無事に走り切ることができて良かった。出場は3回目。過去2大会は連続6位で上位を目指したけど今年も6位。来年は少しでも上にいきたい。(沖縄市)
孫悟空人気に背押され
吉川泰司さん(54) ハーフマラソンは10回くらい走っているが、今までの中で一番きつかった。景色を楽しむ余裕はなく、ゴールは制限時間のぎりぎり3分前。孫悟空はやっぱり人気で、いろんな人に声をかけられて楽しかった。(南城市、会社員)
達成感と開放感で充実
稲福洋子さん(57) 新里坂を上りきったときの達成感、ニライ・カナイ橋での開放感があり、充実したコースでうれしい。最後まで沿道から差し入れがたくさんあり、栄養補給ができた。体力試しになるので、また来年も頑張りたい。(うるま市、事務職)
小6の弟に来年は勝つ
髙江洲斗真さん(16) 3キロを完走できてうれしかったけど、小6の弟に負けて家族内では2番目。弟はいつも外で遊んでいて体力があるんだはず。来年は勝ちたいですよね、さすがに。家族で参加すると一緒に練習できるし、競争心の沸くところがいいかな。(浦添市)
節目に仲間と走れ幸せ
川満恵理さん(40) 節目の年になったので高校の同級生を誘って参加した。それぞれで練習を積み、本番に臨んだけど、まさかこんなに暑いとは想像していなかった。沿道の声援に支えられながら、仲間と一緒に走れてとても幸せでした。(宮古島市、会社員)
次はNAHAマラソン
我那覇丞(しょう)さん(35) 練習していなかったので、完走できるとは思っていなかった。「デイサービスゆいまーる松川」に勤めており、昨年から職場の仲間と参加している。めっちゃ足が痛いが、しっかり休んでNAHAマラソンを目指す。(那覇市、会社員)